眞白井エイドです。
普段は、YoutubeでMtGパイオニアに関する配信や、Twitterでパイオニア週刊紙「週刊ふんわりパイオニア便り」を発行しているほか、パイオニアイベントシリーズ「Pioneer Spark!!」を主催しています。

先日2026/04/05に、「Pioneer Spark!!」のオフラインイベント、「春のおとずれ!ざくざくOFFLINE」を開催させていただきました!
上位賞&ビンゴ賞の2本立てで開催したこのイベント。
前回同様、高田馬場・ゲームショップとど様の広々としたプレイスペースで開催し、24名の方にお越しいただきました!
イベントの様子はこちらにまとめてありますので、ぜひご覧ください!
そしてスイス5回戦・SE3回戦を勝ち抜き優勝したのは、【アゾリウス・スピリット】を使用したElfさん!
これまでも関東圏の有志パイオニアイベントに積極的に参加されてきた、パイオニア、そしてスピリット愛好家のプレイヤーさんであり、眞白井にとっても縁深い方でもあります。
ということで当記事は優勝賞品の1つであるデッキインタビューになります!
(筆者の風邪などなどで遅くなってしまい申し訳ありません…!💦)
【アゾリウス・スピリット】を使う方も・使われる方も必見です!
自己紹介

この度は、優勝おめでとうございます!
まずは、自己紹介とMtG歴からお願いできますか?

Elf(えるふ)です。
MtGは「ラヴニカへの回帰(2012年10月)」の頃に1年くらいやっていて、そこから2021年に復帰して5年…なので6年くらい?
そこからずっとパイオニアやってます。

となると、MtG歴の大半がパイオニア?

そうっすね。

なにゆえパイオニアをメインに…?

あの時って「チャレンジャーデッキ」あったじゃないですか。


はいはいはい。

じゃあやるか、みたいな。
たしか、当時のパイオニア神が【バント・スピリット】で勝ってたので、そこから一気にそろえたんですよ。なので結構何気なく【スピリット】は選んだというか。

あっ、じゃあ自分も「チャレンジャーデッキ」勢なので…
意外と歴が近い……????(完全にド先輩だと思っていた顔)

ちょっと裏話を説明すると、Elfさんは自分が初めてテーブルトップの大会に参加したお店で、初めて遭遇した【スピリット】使いの方なんですよね。
なのでそれ以降勝手に『スピリットお師匠』と慕っているわけなんですけども(笑)

でもなんやかんや交流がありつつもお互いのX/Twitterは知らんかったという(笑)

そのころ自分がまだパイオニアに活動の舵を振り切っていない頃だったっていうのもあるんですが。いつだかのタイミングで…バレましたね(笑)

たしかCardPotでのイベントでしたよね。
「CardPotでやるんだ~ 行くか~」で行ったら「あれ!?」っていう。

不思議なご縁ですよね~。
ずっと会うたびに情報交換とかもさせていただいて。自分のMtG歴・パイオニア歴には深く関わっていただいている方なので、今回自分が開催したイベントで優勝していただいたというのはとてもうれしいです!
使用されたデッキ・リストについて
インポート用デッキリスト
Deck
4 Mausoleum Wanderer
2 Spectral Sailor
4 Rattlechains
4 Supreme Phantom
4 Spell Queller
2 Tishana’s Tidebinder
2 Aang, Swift Savior
1 Enduring Curiosity
2 Spell Snare
2 Seam Rip
4 No More Lies
3 Sheltered by Ghosts
2 The Last Ronin’s Technique
4 Hallowed Fountain
4 Floodfarm Verge
4 Mutavault
2 Island
2 Seachrome Coast
2 Hengegate Pathway
2 Cavern of Souls
1 Plains
1 Eiganjo, Seat of the Empire
1 Otawara, Soaring City
1 Adarkar Wastes
Sideboard
2 Shacklegeist
2 Skyclave Apparition
1 Seam Rip
2 Aether Gust
2 Disdainful Stroke
2 Rest in Peace
1 Sheltered by Ghosts
2 Split Up
1 Settle the Wreckage

では今日使われたデッキについて伺っていきたいんですが…
まあ、【アゾリウス・スピリット】。

ですね。

もう記事の事気にせず細かく聞いちゃいたいくらいなんですが…(笑)
今回は【アゾリウス・スピリット】の中でも「探訪型」ではなく「ミッドレンジ型」※ですよね?
※【アゾリウス・スピリット】は《執着的探訪/Curious Obsession》を使って《霊灯の罠/Geistlight Snare》を1マナで構えることで強くクロック・パーミッションを行う「探訪型」と、白を中心に非スピリットの優秀なカードを使用する「ミッドレンジ型」の2種類に大別される。

ですね。現環境だと《執着的探訪/Curious Obsession》を貼ってるヒマがない。
【イゼット果敢】【イゼット講義】【スケープシフト】…これらを見ないといけないし、何より《選別の儀式/Culling Ritual》持ちのゴルガリ系デッキと当たった時がひどいんですよ。

…で、一時期は【ディミーア・バウンス】を握ってたんだけど、なんだかんだ戻ってきたっていう。

出戻りした一番の理由ってなんですか?

【スケープシフト】に勝てないの一点です。
現環境で勝率が高いと思っていたのが【ロータス・コンボ】【スケープシフト】などの《睡蓮の原野/Lotus Field》系デッキで、これに勝てないとパイオニアやっていけないなと思って、(スピリットに)戻ってきました。

自分の体感としても、【スピリット】はパイオニアのデッキの中でも【スケープシフト】にまだ食いつける方であるっていうのはいい所だと思っていて。

まあ普通に開封杯※で2回ボコられてるんですけど。
※開封杯…開封大好きよしひろさん主催のパイオニア有志大会。ElfさんはかなりTop8に入っている。

どこで仕掛けるか?ってのがシビアで…。

わかる。(わかるため)

仕掛けるタイミングのミスで開封杯の準決勝負けたというのもあるので、そこからブラッシュアップしたリストを持ってきました。

では具体的なブラッシュアップポイントを聞いていきたいと思います!

まず絶対見てほしいのはサイドボード。


あ、《スカイクレイブの亡霊/Skyclave Apparition》サイドに落としたんですね。
《補足》
一般的なミッドレンジ型【アゾリウス・スピリット】では、《スカイクレイブの亡霊/Skyclave Apparition》はメインに2~4枚採用 or 不採用の2択が一般的で、サイドボードにはあまり入れないカードです。

今の環境だとメインボードから追放したいものがなくて弱いと感じて。
サイドからなら、対【スケープシフト】は《異邦の詩人/The Wandering Minstrel》や《洞窟探検/Spelunking》を完全に除去できるし、《鎖鳴らし/Rattlechains》による瞬速付与で相手が仕掛けてきたタイミングで除去するという動きが強い。

それは結構【スピリット】だけができる鉄板ムーヴですよね。

あと、相手が《神秘の論争/Mystical Dispute》を採用することを意識して、メインに《魂の洞窟/Cavern of Souls》2枚入れたりもしてます。
色マナがシビアになるのはしょうがないんですが…。

自分視点でも、メインボードに《魂の洞窟/Cavern of Souls》2枚に《変わり谷/Mutavault》4枚は勇気がいるな~…。
《喝破/No More Lies》とか撃ちにくくなるのがどーにも気になってしまって。

しかも「これやるか!」ってなったのも開封杯の前の夜の深夜で(笑)
うおお!ってやったっていう。

自分もぼんやりと、メインに《スカイクレイブの亡霊/Skyclave Apparition》採用するのは弱いな~と思いつつも、サイドボードを圧迫したくなくてそういう採用は出来てなかったので、その割り切りは新鮮でした。

他に入れたいものあるか?と思ったら意外となくて。
当たる範囲の広い《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》と除去多め、みたいな。
コントロールデッキは元々有利なのと、最近流行っている《門衛のスラル/Doorkeeper Thrull》だけはケアすればいいかな、っていう考えでした。

《門衛のスラル/Doorkeeper Thrull》きついですよね~~~。
《素早き救済者、アン》の兼ね合い考えると《ポータブル・ホール/Portable Hole》の方がいいんですけど、あれ止められるんで…。

個人的には、アーティファクトは赤いデッキに割られるリスクがあるので、エンチャントの方がいいとも思ってるんですけどね。
《失せろ/Get Lost》はされるんですが、まあ地図トークンもらえるし、なんならメインに《呪文嵌め/Spell Snare》取ってて対処できるレベルにはしてます。


《呪文嵌め/Spell Snare》は環境的に結構手応えいいですね。
《コーリ鋼の短刀/Cori-Steel Cutter》だったり、《異邦の詩人/The Wandering Minstrel》だったり、【白日ニヴ=ミゼット】のもろもろだったり…。

意外と【白日ニヴ=ミゼット】の除去は2マナに寄ってますからね。
まあそれで何とかなるかというと怪しいんですが…。

元来相性キツいっすからね。
スイスラウンドではしっかりボコられました(笑)
よりみち:《幽霊による庇護》について


それでいうと、今の環境って《幽霊による庇護/Sheltered by Ghosts》入れるのはかなりリスキーだと自分は考えているんですが、今回何枚とられてましたっけ。

メイン3!サイド1!

ガッツリいきましたねー…。

トークンを取れるかを大事にしてるんですよね。
もちろん黒緑・白黒デッキには除去されやすいんですが、逆に言えばそれだけ気を付ければいいので、ケア出来る状態で慎重に使ってます。
そうしてでも使いたいカード。

現に決勝の【赤単アグロ】戦も、打消し構えながら《幽霊による庇護/Sheltered by Ghosts》を唱えるのを徹底して、それ以外は歯を食いしばってました。

《幽霊による庇護/Sheltered by Ghosts》はライフ差を広げてくれるカードではあるので、早めに使いたい気持ちもあるんですけどね~。

でも気持ちを抑えた方がいいんですよね。
絶対に裏目を考えて、裏目がないときしか使っていけないカード。

それをやるのがね~~~、難しいんだスピリットは…!!!

むずい。
決勝の2ゲーム目とかも、相手がダブルマリガンしているのもあったので、これはしばらく歯を食いしばらないといけないなって思って、《縫い目破り/Seam Rip》だけで耐えてました。

で、実際最後に《幽霊による庇護/Sheltered by Ghosts》つけて捌いて、で勝っていたので、さすがでした。

《幽霊による庇護/Sheltered by Ghosts》は正しい使い方を本当にしないといけないカードです。

自分はいま、《幽霊による庇護/Sheltered by Ghosts》を抜いたリストを使っていて…そのあたりがヘタクソなので(笑)
今日、Elfさんの使い方を見られて良かったです。

いま、ビートダウンデッキも多いので、《幽霊による庇護/Sheltered by Ghosts》は除去リスクさえ目をつむって全力でケアして使えば、逆転の目を作ってくれるカードだなと改めて今日思いました。

唯一無二のカードですよね。
ざくざくOFFLINEについて

では今回の「ざくざくOFFLINE」、いかがでしたでしょうか?

やっぱり決勝ラウンドで【スケープシフト】にしっかり勝てたのがうれしかったですね。
しっかり対策したのが刺さったというか。

感じたのは、《睡蓮の原野/Lotus Field》が相手の戦場にあるかはどのデッキでも見た方がいいのかな?と思いました。その有無でかなりループ出来るかどうかが変わるかなと。
いま、パイオニア大会に出るなら【スケープシフト】は超えないといけないので、覚えておいて損はないかなと思います。

実際に回してみて、リストの改善点とかってあったりしましたか?
ちょっとサイドボード過剰だったかなとか。

それはなかったかな…。
TMT環境での一個の答えは出せたのかなと思います。

デッキ磨きの常ではありますが、「ストリクスヘイヴンの秘密」でまた環境が変わるのがちょっと寂しいですね。

はやくあの1マナ除去使いたい。

あれな~~~…買わなきゃかな~~~…

諦めて(笑)

他に、イベントを通じて印象に残ったことはありましたか?

やっぱみんな楽しくやってましたよね。
ビンゴが特に好印象というか。

最初にビンゴをやらせていただいた時から、パイオニアやMtG自体の真剣さ・ストイックさに関わらず交流が生まれるのがいい!っていうのは伺っていて。

もちろん強い人が決勝ラウンドには行くんですけど、途中で交流があるのはいいな~って思いました。SSZの予選はピリピリすることありますけどね。

今後、夏に向けてSSZの予選も増えてくるかなと思うんですが、こういう交流が出来るイベントもあるんだよ!ということでやっていけたらなと思います!
さいごに

では最後に…前のパートでだいぶスピリットを使う上での心構え的な話は出てきたかと思うのですが、改めてスピリットを触ってみたい方・頑張ってみたい方に一言いただけないでしょうか?

死に覚えしろ。

それは本ッ当にそう。

負けても悔しがらないでいいし、素朴でいいので相手に話を聞くのがいいと思います。

「あれ打ち消されてどう思いました?」くらいでもいいんですよね、実は。

自分も大体それを聞きますね。というかこのデッキ使い手同士の交流も少ないので。
それで5年使い続けているのがおかしい(笑)
ただ、自分の場合は特殊例なので、仲間がいるなら仲間に聞いた方がいいですね。

あとは、デイリーイベントでもいいから参加してみよう!
場数もあるし、自分と相手のドローの嚙み合わせのデッキでもあるし…。

何も噛み合わなくて負けたときの虚無感すごいですからね、このデッキ。
負けたとしても、意見交換などで得るもの得ながら楽しんでいこう!ということで。

あとはやっぱり対戦相手ありきのゲームなので、リスペクトを持って戦っていきましょう、ですね!
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ということで、「Pioneer Spark!! 春のおとずれ!ざくざくOFFLINE」優勝インタビューでした!
改めてElfさん、優勝おめでとうございます!
そして! イベントにご参加いただいた皆さんもありがとうございました!
X/Twitterの投稿や会場でも「楽しかった!」というご意見を伺えて、自分も皆さんが楽しい時間を過ごしていただけたことが何よりの喜びです。
今後も、「Pioneer Spark!!」ではオンライン/オフラインイベントの開催と、勝たれた方のデッキ紹介やインタビュー掲載を続けてまいります!
ぜひ、大会X/Twitterのフォロー、そしてDiscordサーバーへのご参加、お待ちしております!
眞白井個人としても、X/TwitterとYoutube投稿にてパイオニアに関する活動の発信をしておりますので、ぜひフォロー・チャンネル登録をお願いします! 大変励みになります。
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それでは、また!


