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【パイオニアインタビュー企画】#巧者に訊く 第18回:髙濵 真之介さん/赤単アグロ

パイオニア情報

眞白井エイドです。

普段は、YoutubeでMtGパイオニアに関する配信や、Twitterでパイオニア週刊紙「週刊ふんわりパイオニア便り」を発行しています。

さて、この記事企画「巧者に訊く」は、パイオニア競技イベント/大型イベントで結果を残されたプレイヤーさん=【巧者】に、デッキやプレイ、あるいはバックグラウンドに関するお話を訊いてみよう!というインタビュー企画です。

今回は、2025年10月11日(土)・12日(日)に開催された「第19期パイオニア神挑戦者決定戦/神決定戦(以下、神決定戦)」で、第17期パイオニア神・宇都宮 巧さんとの「最速のリベンジマッチ」に惜しくも敗れた第18期パイオニア神・髙濵 真之介さんにインタビューさせていただきました。

前回、自身が打ち倒した「神」である宇都宮さんを、前回と同じ【赤単アグロ】で迎え撃った髙濵さん。

そのドラマティックな戦いの裏にぜひ迫りたいと思い、髙濵さんへのインタビューを打診させていただいたところご快諾いただき、記事にさせていただくこととなりました!

それでは、インタビュー本編をどうぞ!

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挑戦者決定戦突破前に考えていたこと

髙濵さんのプロフィールやMtG歴等、【赤単アグロ】というデッキについては、前回の「巧者に訊く」に詳しいので、そちらを読んでいただいてからをおすすめいたします!

眞白井
眞白井

この度は、この度は第19期パイオニア神決定戦、お疲れさまでした!

残念ながら防衛ならずということでしたが、過去にない「最速のリベンジマッチ」だったということで、ぜひ髙濱さん側のお話も伺いたいと思い、お声がけさせていただきました。
ということで、今回はデッキの話よりも、第19期パイオニア神挑戦者決定戦/神決定戦(以下、挑戦者決定戦/神決定戦)にて髙濵さんが考えていたことや、実際の神決定戦でのプレイに関して深堀りさせていただければと思います!

眞白井
眞白井

はじめに、前回の第18期パイオニア神就任後のお話を伺いたいのですが、何か変化やよかったことなどはありましたか?

髙濵さん
髙濵さん

めっちゃ声をかけてくれる人が増えました(笑)。
知らない方から「おめでとうございます!」と言われることもあって、最初はすごく驚きましたね。
でも、それをきっかけに話すようになった人もいたので、一長一短だなと思いました。

髙濵さん
髙濵さん

あと、《雇われ爪/Hired Claw》を使う赤単ユーザーがかなり増えました。MOだとあんまり見ないのですが(笑)

眞白井
眞白井

最近は《義賊/Robber of the Rich》型に押されてしまいましたが、一時期はMOでも使われてましたよ!《雇われ爪》型!
それまで全く見かけたことがなかったので、神決定戦の海外での注目度も感じました。

眞白井
眞白井

そしてやはり「神」というのは長く続いていることもあり特別なタイトルだと思うので、自分としてもやはり応援したいしお会いしたら・マッチしたらうれしいという気持ちがありますね。
以前のインタビューでも、神決定戦に挑む中で知り合いが増えたみたいな話も伺ったので、神になったらなおさらかなと思います!

眞白井
眞白井

では、今回の第19期に向けて考えていたことや、第19期に向けた思い・モチベーションはどのようなものでしたでしょうか?

髙濵さん
髙濵さん

「一回くらい防衛したいなぁ~」という軽い気持ちで始めたんですが、段々ギアが上がっていく感じで明確に「防衛したい」と考えていました。
そこそこモチベーション高かったと思います。

髙濵さん
髙濵さん

神になったことで、あまりデッキリストを人に見せたくなかったので、デイリー大会などには出ず、主にアリーナで調整を重ねていました。
防衛戦を意識して、普段使っているデッキ以外もなるべく触るように心がけていて、最終的な候補は【赤単アグロ】【ラクドス・デーモン】【イゼット果敢】の3つに絞っていました。

眞白井
眞白井

その中で、実際に使われたのは第18期パイオニア神と同じ【赤単アグロ】でしたが、使用された理由をお伺いできますか?

髙濵さん
髙濵さん

直近のメタゲームで【スケープシフト】が増えていたのが大きな理由です。

眞白井
眞白井

【スケープシフト】は日本国内人気がかなり高くて、実際、開発されてからモダンの【アミュレットタイタン】勢の方をパイオニア神で見かけるようになった気がします(笑)

髙濵さん
髙濵さん

コンボデッキが台頭していた時期だったので、「速度で倒しきれるアグロを使いたい」と考えていました。
【ラクドス・デーモン】でハンデスして相手のプランを崩す戦略もありましたが、トップドローで解決されてしまう不確定要素が嫌だったので、確実に攻め切れる【赤単アグロ】を選びました。

眞白井
眞白井

以前のインタビューでも、【ラクドス・ミッドレンジ】を長く使われてたとおっしゃっていましたからね。優先の選択肢に上げられていたのは納得です。

髙濵さん
髙濵さん

パイオニア神(挑戦者決定戦)の環境はメタがかなり雑多になりがちですが、優勝候補としては【スケープシフト】【ラクドス・デーモン】【サクリファイス】の3つが中心になると考えていました。
そこで、【スケープシフト】【サクリファイス】に強い《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》を厚めに採用して、【赤単アグロ】で臨みました。

第17期パイオニア神でのリスト(2025/02)

第19期パイオニア神でのリスト(2025/10)

2025/11/11付禁止改定で《心火の英雄/Heartfire Hero》が禁止になり、こちらのリストはそのまま使用できないためご注意ください。

眞白井
眞白井

その《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》を含めたサイドの配分と、メインの《反逆のるつぼ、霜剣山》以外は第18期と同じリストですね。理由をお伺いできますか?

髙濵さん
髙濵さん

環境が大きく変化していなかったことが理由です。
当時(第19期)は、【スケープシフト】や【ハンマータイム】のようなデッキが増えていた印象でした。【赤単アグロ】は【ハンマータイム】にはやや不利ですが、【スケープシフト】にはある程度強く出られるデッキです。

髙濵さん
髙濵さん

ただ、先手後手の差で勝敗が分かれることが多かったため、《墓掘りの檻》を増やしてスピードを補う構成にしました。
結果的に【サクリファイス】にも刺さるので、「お得だな」と思い、3枚採用にしています。

眞白井
眞白井

逆に言えば、それらのコンボ系デッキ以外の顔触れは第18期と大きく変わっていませんでしたからね。【無限レジェンズ・コンボ】※が台風の目になるかも?くらいでしょうか。

※無限ウェブスリング・レジェンズ…「マーベル スパイダーマン」で成立した、《伝説の秘宝》とウェブスリング持ちクリーチャーを用いた無限コンボ。パイオニア神直近でMOの有名プレイヤー・claudioh氏によって研究されていた。

眞白井
眞白井

ちなみに防衛の自信のほどは、挑戦者の決定前はいかがでしたでしょうか?

髙濵さん
髙濵さん

自信はありました。
【赤単アグロ】も環境最強といったレベルのデッキで、愛機と言っていいほど馴染んでいるので(笑)

眞白井
眞白井

原点はスタンダードでスポットライトシリーズ4位を共に獲ったデッキですからね!

髙濵さん
髙濵さん

ですが、いざ本番が始まってTOP8を見てると、【アゾリウス・コントロール】【ラクドス・デーモン】【赤単アグロ】の3種類でした。
個人的には、【アゾリウス・コントロール】【赤単アグロ】と当たりたかったです(笑)

眞白井
眞白井

ただ、上がってきたのは宇都宮選手の【ラクドス・デーモン】だったということで…流れで次のパートに移らせていただきたいのですが。

挑戦者判明後に考えていたこと

眞白井
眞白井

挑戦者とデッキが決まった直後のお気持ちとしてはいかがでしたでしょうか?

髙濵さん
髙濵さん

「すぐ戻ってくる人初めて見た…すげぇ」って感じです(笑)
実は、スイスラウンド中に少し会話をして勝ち上がられているのは知っていたのですが、優勝してすぐに挑戦者に戻ってくる人があんまり記憶になかったので、素直に驚きました。

眞白井
眞白井

自分も記憶にあまりなかったのでとても驚きました!
…自分も挑戦者決定戦にいたのですが、実は第1回戦の相手が宇都宮さんで(笑)
この後も勝ってくださったらうれしいな~と思って次の試合に行ったのですが、まさか挑戦者まで行かれるとは思ってもいませんでした!

眞白井
眞白井

そんな宇都宮さんについて、プレイヤー・あるいは個人としての印象や、宇都宮さんとのエピソードがあればお聞かせいただけますか?

髙濵さん
髙濵さん

Hareruya Hopes※で活動していたことは知っていたので、お名前や晴れる屋さんの動画に出演されていたことは知っていました。
神決定戦の動画などでも拝見していたので、「MTGがめっちゃうまい人」が最初の印象でした

※晴れる屋のプロチーム「Hareruya Pros」の、2017~2021年まで存在していた若手中心の下位チーム。

髙濵さん
髙濵さん

使うデッキも結構バラバラだったので、自分みたいに得意なデッキタイプがあるわけでなく、メタに合わせてデッキを変えるタイプの印象もありました。
個人的には、ミッドレンジとコンボを使っている印象があるので、得意なレンジor好きなデッキなのかな?とも思ってます。
エピソードといっても喋り始めたのは、最近…確か神決定戦の後ぐらいです。
スタンダード神挑戦者の時も当たったので少しお話したのですが、話しやすい人だな~~と勝手に思ってます。

眞白井
眞白井

挑戦者とデッキが決まってから、自信や心境の変化はありましたか?

髙濵さん
髙濵さん

自信や心境の変化はあまりなく、割と落ち着いていました。
【ラクドス・デーモン】も使用経験があるデッキなので、割といけるかな?って感じで思ってました。

眞白井
眞白井

本番前にスパーリングなどはされましたか?
また、宇都宮さんのリストを見たり、スパーリングを通じて感じたことや立てたゲームプランがあればお教えいただきたいです。

髙濵さん
髙濵さん

本番前は3時間程度スパーリングした感じでした。
【赤単アグロ】も【ラクドス・デーモン】も使用経験があるデッキなので、サイドプランの確認とメイン戦のキーカードの確認などです。
基本的に【赤単アグロ】側は《ウラブラスクの溶鉱炉/Urabrask’s Forge》《陽背骨のオオヤマネコ/Sunspine Lynx》などをいれて、ピン除去に対する回答になるようにサイドを構築していきます。これは結構見て分かる通りかなと思います。

髙濵さん
髙濵さん

対して、【ラクドス・デーモン】側のサイドパターンは3個程度存在すると考えていました。

一つは、《思考囲い/Thoughtseize》を全部抜くパターン。
これは、分かりやすいプランですね。【赤単アグロ】と試合した場合はライフレースになるので、2点のダメージが痛いと感じて抜くユーザーが多いと思います。

髙濵さん
髙濵さん

二つ目は、《不浄な別室+祭儀室/Unholy Annex+Ritual Chamber》を全部抜くパターン。
これも比較的分かりやすいプランです。
先手は残すパターンもあるですが、後手は《不浄な別室/Unholy Annex》を置いてる暇がないぐらい攻められるので、抜くパターンが多いです。

髙濵さん
髙濵さん

三つ目は、一つ目と二つ目の折衷案です。
これは抜くカードや入れるカードのバランスなどが難しいため、多くの人はやりたがらないですが、嚙み合うようにプレイすると本来のラクドスのポテンシャルを引き出すことが出来るプランです。

眞白井
眞白井

このサイドパターン3つについて、宇都宮さんはどのパターンで来られるかは予想されていましたか? 差し支えなければ理由もお伺いしたいです。

髙濵さん
髙濵さん

3パターン全部使ってくるだろうと予想していました。
通常のBO3と違ってBO5の試合なので、用意してきたパターンを全部使うことは実は可能なんですよね。
強いてあげるなら、《思考囲い/Thoughtseize》を抜くパターンかなと思っていました。
これが一番分かりやすいサイドプランなんで、一番最初に取ってくるかなと思った程度です。

眞白井
眞白井

なるほどなるほど…。
それでいうと、カード単位で、プランに大きくかかわるカードは何になるのでしょうか?
サイドの《ウラブラスクの溶鉱炉/Urabrask’s Forge》《陽背骨のオオヤマネコ/Sunspine Lynx》はわかりやすいところだとは思うのですが、メインボードだと何なのかなと気になって。

髙濵さん
髙濵さん

【赤単アグロ】のキーカードは《巨怪の怒り/Monstrous Rage》です。
このカードで一気にライフを減らすことによって、残りのカードでライフをゼロにしていくのがプランです。プランというか、いつも通りですね(笑)

髙濵さん
髙濵さん

対して、【ラクドス・デーモン】側のキーカードは《黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypse》です。
このカードが定着するとライフレースが一時的に停滞し、時間を稼がれてしまいます。
その間に、《不浄な別室/Unholy Annex》や《祭儀室/Ritual Chamber》のデーモン・トークン等で盤面を固めて、捲れなくするのが基本的なゲームプランです。

神決定戦ゲーム各所について

眞白井
眞白井

では、リストについてのお話を伺えたので、次は配信アーカイブを拝見して、個人的にどのように考えられていたのか気になったプレイについてお伺いしていきたいと思います!

眞白井
眞白井

では早速ゲーム1から…。
先述のとおり、《黙示録、シェオルドレッド》を出されてしまう展開になったかと思うのですが、この際にプレイの考え方はどのように切り替えられるのでしょうか? 当日に限らず、普段の時からのお考えをお伺いしたいです。

髙濵さん
髙濵さん

盤面にクリーチャーがいれば、殴りきることができるので、あまり問題にはならない時が多いです。
クリーチャーが盤面にいないと、そのまま死んでしまう展開が多いです。あたりまえなのですが(笑)

配信より 《黙示録、シェオルドレッド》が着地した場面
配信より 3T目に展開した《鏡割りの寓話》とその後展開した《鏡割りの寓話》で
《キキジキの鏡像》が2枚そろってしまい、マナの分だけトークン生成が成立して敗北となった
眞白井
眞白井

それでいえば、当日は《熾火心の挑戦者/Emberheart Challenger》《多様な鼠/Manifold Mouse》といったクリーチャーはある程度展開出来ていましたし、最後にライフ6まで追い詰めることができていましたが、宇都宮さんが3ターン目に唱えた《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker》が最終的な敗着となっていて、ここはリスクを取った宇都宮さんのプレイの巧さが出たところでもありましたね。

眞白井
眞白井

そしてそれが成立したのも、《黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypse》が壁となって時間を稼いできたから…と。なるほどです。

髙濵さん
髙濵さん

基本的には除去することを目指すことが多く、盤面が整っていて、ハンドに巨怪な怒りがある状態だと突破できることが多いのですが。

眞白井
眞白井

当日は引き込めず…という形でしたね。
特に《心火の英雄/Heartfire Hero》をブロックで打ち取られるのに攻撃したシーンで《巨怪の怒り/Monstrous Rage》があれば、何とか間に合っていた気もします…!

眞白井
眞白井

ゲーム2・3について。マリガンされてしまったかと思うのですが、赤単アグロでマリガンする際に、残す優先度としてはどのように考えられていましたか?
前回のメッセージでも、マリガンの大切さには触れられていましたが。

髙濵さん
髙濵さん

基本的には、クリーチャーだらけのハンドをキープしたいです。
その他には、1マナクリーチャーはないけど、2マナ、3マナのクリーチャーが多いハンドをキープするようにします。
ちなみに、あの日は土地6枚とかきてかなりやばかったので、運がなかったです(笑)

眞白井
眞白井

土地6枚はな~~~。
「これもマジック」というところではありますが、大舞台で土地理由のやむを得ないマリガンを食らってしまうと悔しいですね。

眞白井
眞白井

ゲーム4について。先述のとおり《ウラブラスクの溶鉱炉/Urabrask’s Forge》《陽背骨のオオヤマネコ/Sunspine Lynx》をサイドインされて挑まれたかと思います。

眞白井
眞白井

個人的に《ウラブラスクの溶鉱炉/Urabrask’s Forge》は、《陽背骨のオオヤマネコ/Sunspine Lynx》と異なり、後半に引くほど弱いカードという印象があって。
MOでもサイドに採用しない方がちらほらいることからも、プレイヤーによって信頼度が大きく変わるカードなのかなと思います。
その点で、髙濵さんとして/あるいは髙濵さんの当日のリストとしての《ウラブラスクの溶鉱炉》の信頼度についてお伺いできますか?

髙濵さん
髙濵さん

個人的には結構評価高めです。
1枚で完結できるし、盤面にクリーチャーがいなくても攻め続けられるので、基本的に自分が使っている赤単はアグロ寄りですし、最後の数点のライフを削るなどの仕事をしてくる可能性がゼロではないので、ある程度後半に引いても平気かな?といった思いでサイドボードにとっています。
あと、相手が除去プランできたときなんかは結構刺さるので、サイドボードには結構ほしいよりカードです。

配信より 髙濵さんの手札に《ウラブラスクの溶鉱炉》が見える
眞白井
眞白井

そこは、宇都宮さんのリストは除去多めの構成でしたので、うまくそのプランが出来たら…!というところでしたね!

髙濵さん
髙濵さん

基本的に《陽背骨のオオヤマネコ/Sunspine Lynx》は、相手のライフをある程度攻めてないとあまり機能しないカードだと思っているので、序盤に引いた場合は、マリガンの率を高めてしまう懸念点がありました。
後半は都合よく引きたいけど、前半はいらないといった判断で前回のリストより一枚減らしました。

眞白井
眞白井

そのバランス感覚は、トップデッキで勝負するしかない、衝動ドローのないタイプの【赤単アグロ】だと難しいところですねー…。
かつ、神側はどんなデッキの挑戦者が勝ち上がるかわからないので、先述の《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》のようにすこし流行を見たサイドボードに枠を割かれる側面もありますし。
現在のシステムでの防衛の難しさを感じます。

閑話休題①「巧者」のこだわり

眞白井
眞白井

個人的に、テーブルトップ対戦の華はそれぞれのプレイヤーさんがどんなカードやサプライを使っているか見られるところだと思っています。
今回の神決定戦の配信でも非常に華やかな盤面が出てきていましたが、髙濵さんのカードやサプライのこだわりポイント・お気に入りポイントがあればお伺いしたいです!

髙濵さん
髙濵さん

個人的には、あんまりこだわりはないタイプです。
絵とか形が自分の好みに合っていて、かっこよかったらなんでもいいタイプです(笑)
カードの言語も結構バラバラなので、使えればいいというスタンスでやってますので、絵だけ揃ってないと変な感じするのでそこだけは意識的に同一にしています。

眞白井
眞白井

今回で言えば、「ブルームバロウ」のレアカードたちはショーケース版で統一されていましたね!

配信より 《熾火心の挑戦者》とちょっと見えにくいですが《雇われ爪》がショーケース!
ちなみに《山》もブルームバロウの山です
髙濵さん
髙濵さん

スリーブは基本的に無地タイプのものを使っています。競技だと柄があるスリーブを使うとめんどくさいことが発生する可能性があるので、そこは避けてます。
今使っているスリープは、カードプロテクターハードXJr..が多いです。
以前は、KMCのハイパーマットを使っていたのですが、封入枚数が減ってしまった※ので変更を余儀なくされました。
そこで安くてそこそこ品質がいいスリーブを探したところ、カードプロテクターハードXJr.に白羽の矢が立って、使用しています。

※ハイパーマットは夏ごろに100枚→64枚に封入枚数が変更となった。

眞白井
眞白井

ハイパーマットに関しては枚数が戻るという噂も見かけましたが、競技で使っている方から代わりのおすすめ品が出てくるのはありがたい方も多いのではないでしょうか!
自分は柄スリーブ派なのですが、競技出るとき用に覚えておきます!

髙濵さん
髙濵さん

最近、気になっているのはApexスリーブです。
柄が入っているのですが、品質も良く、競技的な使用にも耐えるものだと聞いているので、使ってみたいな~~という感じです。

眞白井
眞白井

Apexスリーブ、いいですよ…😎
自分は推しのイラストレーターさんのイラストが使われたので使い始めたのですが、アウタースリーブつける方がデメリットなのでは?と思うくらいシャッフルしやすいです!
もし好みの絵柄が出たらぜひ…!

眞白井
眞白井

競技フォーマットから外されて久しいパイオニアですが、それでも今回の神挑戦者決定戦も128名越えとまだまだ根強い人気を持っているフォーマットだと(勝手に)思っています。髙濵さんとして、パイオニアにはいまどんなお気持ちをお持ちですか?
あるいは、気持ちや向き合い方について、神就任を経て変わった点があればお教えください。

髙濵さん
髙濵さん

人気があるフォーマットだと自分も思っているのですが、競技マジックから長い間外されている影響か、デッキの研究などが進んでいないなという印象です。
研究が進んでいないとメタゲームの変化が起きず、目に見えて大きな変化が感じずらくなりユーザが離れてしまうのではないかと懸念しています。
現にデイリーレベルの大会だと参加人数が足りず、大会自体が立たないのをちょこちょこ見かけます。

眞白井
眞白井

個人的には、デイリーイベント/少人数イベントは挑戦の場・研究の場として宝の山であり、そして新規参入の方にとって非常に大切な場だと思っているので、本当にこの問題は解決してほしいです。

髙濵さん
髙濵さん

大きな大会の参加人数を見るたび、結構人気あるなぁ~~って感じてはいるので、競技フォーマットに戻れば、もっと人気が高まると思うので、WotCさんの今後の動きに期待したいです。

眞白井
眞白井

ですね!
自分も競技シーズンにプレイヤーズコンベンションのパイオニアオープンに参加しなかったことや、THE LAST SUN予選に真剣に取り組まなかったことをだいぶ後悔しているので…2026年はぜひ競技フォーマットに選ばれてほしいです!

今後について

眞白井
眞白井

では最後に、今後の髙濵さんの挑戦についてお伺いしたいのですが、直近で目標にされている大会やイベント等はありますか?
もしありましたらそれらへの意気込みをお願いいたします!

髙濵さん
髙濵さん

直近のイベントは、チャンピオンズカップファイナル(4-1)になります
フォーマットはモダンなので、いつも通りにやればいいかなって感じです。
その後は、THE LAST SUN本選です。
フォーマットが変わりレガシーになるので、これも練習しなくてはというところです。

眞白井
眞白井

実は「神」に就任された方は、その年のTHE LAST SUNに招待権があるのですよね!
ということは宇都宮さんも参戦されるわけで…!
もし当たった際はぜひリベンジマッチ、果たしていただきたいです。

眞白井
眞白井

そして…今後もパイオニア神にはご挑戦されますでしょうか(小声)

髙濵さん
髙濵さん

挑戦したいなと思っています。
宇都宮さんと自分でパイオニア神回していく感じで行きたいですよね!
前回の試合は、マリガンが多く自分の動きを出す前に終わってしまったところが多くあり、不完全燃焼なので、もう一度あの場で戦いたいです。

眞白井
眞白井

ぜひ次は、全力で再びの「最速のリベンジマッチ」、やっていただきたいです!
禁止改定で《心火の英雄/Heartfire Hero》は失ってしまったので、今回の完全再現とならないのは惜しいところではありますが…候補にされていた【ラクドス・デーモン】【イゼット果敢】、あるいは次回新しいアグロやミッドレンジが出ているかもしれませんしね。
また、決定戦でお目にかかれるのを楽しみにしております!

おわりに

(お礼パートが入ります)

次回予告と宣伝

ということで第18期パイオニア神・髙濵 真之介さんへのインタビューでした!

また、今回は「最速のリベンジマッチ」という異例の神決定戦ということで、対戦相手である第19期パイオニア神・宇都宮 巧さんにもインタビューさせていただいております!
こちらもぜひ!セットでお楽しみください

(リンク)

今後も、「巧者に訊く」は不定期企画として続きます。

「この方の話を聞きたい!」「このデッキの話を聞きたい!」などありましたら、#巧者に訊く や引用RT、お問い合わせフォームからお教えいただけますと非常に参考になります!

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それでは、また!

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