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【パイオニアインタビュー企画】#巧者に訊く 第3回後編:袁術陛下さん/アゾリウス・コントロール

パイオニア情報

眞白井エイドです。

普段は、YoutubeでMtGパイオニアに関する配信や、Twitterでパイオニア週刊紙「週刊ふんわりパイオニア便り」を発行しています。

さて、この記事企画「巧者に訊く」は、パイオニア競技イベント/大型イベントで結果を残されたプレイヤーさん=【巧者】に、デッキやプレイ、あるいはバックグラウンドに関するお話を訊いてみよう!というインタビュー企画です。

今回は、2023年6月末にプレイヤーズコンベンション千葉2023にて開催された「パイオニアオープン」でTop4に入られ、次回「シーズン2サイクル1チャンピオンズカップファイナル」の権利を獲得された、袁術陛下さんにお話を伺いました。

今回はインタビューの後編です!
↓前編はこちら↓

 

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デッキリストについて

使ってみての感想について

眞白井
眞白井

そんな丁寧に再構築された今回のアゾリウス・コントロール。
実際プレイされての感触はいかがでしたか?

へいかさん
へいかさん

《太陽降下》は狙い通り、培養トークンのおかげで勝てた試合が多数ありました。
《方程式の改変》も狙い通り寓話デッキに強く、軽量カウンターの選択なども含めてメインは概ね満足いく内容でした。

へいかさん
へいかさん

サイドの方も《神秘の論争/Mystical Dispute》《一時的封鎖》《霊気の疾風/Aether Gust》などのメタに応じて変える枠はあれど、インアウトのバランスも良く仕上がったと感じています。

へいかさん
へいかさん

《太陽降下》絡みで印象に残った一戦としては、SE1戦目のアブザンパルヘリオン戦のメインですね。
《大牙勢団の総長、脂牙/Greasefang, Okiba Boss》+《パルヘリオンⅡ/Parhelion II》+場にいた《ラフィーンの密通者/Raffine’s Informant》と一緒に16点叩き込まれましたが、その返しに《太陽降下》でまとめて追放→5/5の培養トークンが殴りきって勝利できた試合です。

眞白井
眞白井

確かに《至高の評決》では出来ない対応ですね!
採用されているミシュラン・《ストーム・ジャイアントの聖堂/Hall of Storm Giants》だと動き出しが7マナ以降になってしまいますし。

《太陽降下》でプレイングの可能性が増えた!

 

ふかめの寄り道 =サイドイン・アウトについて=

眞白井
眞白井

サイドカードのインアウトのバランスについて、もちろんその試合で見えたカードやその時のメタに左右される部分が多いとは思うのですが……
インアウトで気を付けていること、あるいはサイドチェンジを想定してメイン構築から気を付けられていることってあったりするんでしょうか?

へいかさん
へいかさん

これは他のデッキでも共通して言えることではあるのですが、「どういうゲームプランで組み立てるか」を考える事を意識しています。

 

へいかさん
へいかさん

ゲームプランの一例として、イゼット独創力のオパス型は、《否認/Negate》《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》などをサイドから増量してくることが予想されますね。
これらに刺さる大振りなアクションである《告別/Farewell》《太陽降下》《ドミナリアの英雄、テフェリー》などは基本的に全てサイドアウトします。
その代わりに、相手が入れてくるサイドカードにあまり当たらない《金属の徒党の種子鮫》をインし、《放浪皇》《サメ台風》と共にクロック・パーミッションプランへシフトします。

へいかさん
へいかさん

このようにゲームプランを明確にし、それに合ったインアウトを行うわけですね。
れをするためには先述した通り、環境に存在するリストを可能な限り把握しておかねばなりません。

眞白井
眞白井

先ほども触れた、事前準備の部分ですね。

へいかさん
へいかさん

また、この際に「抜きすぎ・入れすぎ」によるデッキのバランスが歪む点にも注意をする必要がありますね。
勝ち手段を減らして対処手段ばかりを増やした結果、凌げても結局勝利手段へのアクセスが出来ずそのまま敗北……というのは皆さんも経験のあることだと思います。

眞白井
眞白井

元からフィニッシュ手段の少ないアゾリウス・コントロールでは、特に注意しないとけなそう。

 

へいかさん
へいかさん

メイン構築のお話としては、固定枠以外のカード、つまりフリースロットについては出来る限りサイド後に明らかな不要牌が残らないようにしています。
例えば白単人間やスピリットに対する《ドビンの拒否権》、コントロール系統に対する全体除去などですね。

へいかさん
へいかさん

今回の自分のリストで言えば、白単人間相手には《ドビンの拒否権》3枚と《ドミナリアの英雄、テフェリー》を出来れば2~3枚抜きたいところで、白単人間に対して有効な5~6枚のサイドカードを用意しておく……というような感じです。

へいかさん
へいかさん

ただ、サイドボードはご存知の通り15枚と枠が限られています。
なので先述した通り《敬虔な新米、デニック》などの複数のデッキに対する役割を担えるサイドカードは個人的に評価が高くなります。
コントロール・ラクドスミッドレンジ・アグロに対して幅広く入る《金属の徒党の種子鮫》も同様ですね。

へいかさん
へいかさん

このように各マッチアップでの抜けるカードを計算し、パズルのようにサイドボードを組み立てています。
環境には様々なデッキが存在していますので、幅広く対応できるようにしたいところですね。

へいかさん
へいかさん

個人的に一番楽しいのがサイドボードのゲームプランとインアウトを考えながら微調整する時ですね!
自分だけサイドボード20枚にならんかな~~が口癖です。

眞白井
眞白井

サイドの調整が楽しい!
自分はどちらかというと「わっかんねえ~~~」と苦しみながらやっている方なので……(笑)
その気持ちを持てるようになりたいところです。

 

へいかさん
へいかさん

あとは、サイドボードでいわゆる「余ってしまう現象」が起こらないように微調整することでしょうか。

眞白井
眞白井

ほうほう?

へいかさん
へいかさん

例えば、ラクドス・ミッドレンジが苦手だし最大手だから《シュタルンハイムの解放》2枚!《太陽の勇者、エルズペス》2枚!《金属の徒党の種子鮫》3枚!《ドビンの拒否権》も入れちゃえ! と採用したとします。
しかし、抜けるカードは意外とないものです。《サメ台風》と《一時的封鎖》あたりでしょうか。あとは後手の《吸収》ぐらいで、過剰なサイドボードであることが分かると思います。

へいかさん
へいかさん

結局同じデッキと対戦する機会は、多くても7回戦で2~3回程度ですから、あまり意識しすぎないことですね。

眞白井
眞白井

サイドは15枚だし、メインは60枚。
限られたスペースなのだから、バランス感覚を失わずに考えようということですね。

サイドボードまで、しっかり相手別のプランニングをしよう!

 

話をもどしまして

眞白井
眞白井

では、結果を受けてのベストカードは何ですか?

へいかさん
へいかさん

《太陽降下》《ドミナリアの英雄、テフェリー》……
……ではなく、《記憶の氾濫》です!!

へいかさん
へいかさん

《ドミナリアの英雄、テフェリー》も勝利に大きく貢献してくれましたが、やはり場面に応じて必要な牌を探し出せるこちらの方に軍配が上がりました。

へいかさん
へいかさん

この日の勝利は《記憶の氾濫》を強く使えた事によるものばかりで、そこから《太陽降下》《ドミナリアの英雄、テフェリー》《放浪皇》etc…と勝利への道筋を照らしてくれたお陰だと思います。

眞白井
眞白井

長期戦になるとフラッシュバックでの7枚チェックが非常に頼もしい1枚ですね!

今回のイベントについて

眞白井
眞白井

では、今回のイベント・パイオニアオープンについての率直な感想……意気込みや参加中のお気持ちなどをお伺いしたいです!

へいかさん
へいかさん

元々滑り止めとして参加していた大会だったのと、前日では惨敗だったこともあり気楽にやろう! というのが最初の心持ちでした。

へいかさん
へいかさん

1勝1敗で迎えた3戦目のアブザンパルヘリオン戦(先手)の1ゲーム目で、2ターン目のこちらのエンドステップに打ってきた《忌まわしい回収/Grisly Salvage》を、「ここはスルーが定石だけど《冥途灯りの行進》もあるし《吸収》もあるし……」と何となく《検閲/Censor》したら、返しで《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》が飛んできて負けたんです。

眞白井
眞白井

あちゃー……。アゾリウス・コントロールとしては一番通したくないカードがよりにもよって。

へいかさん
へいかさん

このミスで「せっかくの9回戦だし集中してやろう」と頭を切り替え、自分の中の判断基準を明確にしたらかなり集中して出来るようになりまして、そこからトントン拍子に勝てたのがとてもよかったですね。

へいかさん
へいかさん

それから第2回の小原さんとは同じゲストハウスを取っていまして、ラクドス・ミッドレンジvsアゾリウス・ロータス(ロータス・コントロール)のスパーリングを行っていました。

そこですごい色々な気づきや発見がありまして、お互いに有益な時間を過ごせたんですよ。

眞白井
眞白井

おお!

へいかさん
へいかさん

そうしたらお互いに好調のまま勝ち進んで、「あの時練習した同士でTop8に入ったらアツいですよね~」みたいな事を話していたら、本当にお互いにTop8入りしてしまったのが一番印象に残ったところですね。

眞白井
眞白井

それはアツいな~!

インタビューで小原さんが触れていた、語り合える仲間のなした業ですね!

 

眞白井
眞白井

では、イベントでのベストバウトはどの試合でしたか?

へいかさん
へいかさん

4戦目のジャンド異形化戦ですね。

へいかさん
へいかさん

3ゲーム目で相手の大振りなアクションを弾き続け、《放浪皇》でライフ7まで詰めたんです。
ですが《殺戮遊戯/Slaughter Games》で《ドビンの拒否権》を指定され、相手の残った手札1枚である《異形化/Transmogrify》が通った結果、《偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifier》からめくれたのが……

へいかさん
へいかさん

クリーチャー枠、《偉大なる統一者、アトラクサ》!
アーティファクト枠、《急使の手提げ鞄/Courier’s Briefcase》!

へいかさん
へいかさん

ソーサリー枠、《異形化》!
インスタント枠、《シェオルドレッドの勅令/Sheoldred’s Edict》!

へいかさん
へいかさん

土地枠、《ミレックス/Mirrex》!
エンチャント枠、《鏡割りの寓話》!
バトル枠、《トルヴァダへの侵攻/Invasion of Tolvada》!

へいかさん
へいかさん

あら不思議!0枚だった手札が7枚に!!!!!!
この世の地獄か?
しかも相手の土地は《世界樹》込みで2枚起きている状態で、《シェオルドレッドの勅令》が構えられてしまう。

眞白井
眞白井

う、うわー……サレンダーしたくなるレベルの当たり……

へいかさん
へいかさん

こちらの手札は《太陽降下》のみ。
盤面に出た《偉大なる統一者、アトラクサ》を対処したとしても、手札にあるもう一枚を唱えられるため焼け石に水……
盤面には忠誠度1の《放浪皇》と侍トークンが3体、1体に+1/+1カウンターが乗っていて、相手のライフとちょうど同じ7点。

へいかさん
へいかさん

ですがドローしたら……《霊気の疾風/Aether Gust》!
思わず声が出そうになりました。

へいかさん
へいかさん

《放浪皇》の-1能力をまず起動。
墓地に送った上で「侍トークンを置きますよ」と念のために確認を行い、頷いたのを確認してから《霊気の疾風》を《偉大なる統一者、アトラクサ》指定。

へいかさん
へいかさん

間を置いてから「……あっ!」と《シェオルドレッドの勅令》に目をやるも、召喚酔いの侍トークンを見て項垂れる対戦相手の方。
そう、《放浪皇》の-1能力起動前に《シェオルドレッドの勅令》を撃たれていたら、盤面で動ける7点分のトークンのどれかが生け贄になっていたため、ギリギリ打点が届かなかったわけです。

へいかさん
へいかさん

《アトラクサ》への除去をケアして《シェオルドレッドの勅令》もしくは《急使の手提げ鞄》を唱えられていたら敗北していたのはこちらの方だったので、対戦相手のミスもあれど、この劇的なトップで今日はもしかしたらツイているかもしれないなと感じ、改めて気を引き締めた試合でしたね。

眞白井
眞白井

「幸運の女神は、 準備を終えた者のところにしか訪れないとはよく言いますが、根気強く相手のアクションを捌き、7点までライフを詰めていたことで、デッキからのエールを勝利に繋げられたんですね!
それまでのプレイで1点でもライフを減らせていなかったら、そのトップは生かせなかったわけですから。へいかさんのプレイの丁寧さも証明する、とても劇的なベストバウトだと自分も思います!

 

眞白井
眞白井

逆に、今回のイベントでの反省点や、次の舞台までに改善したい点はありましたか?

へいかさん
へいかさん

ちょっと悩んでいた事がありまして、集中が途切れて正しくないアクションをしてしまうことがしばしばありました。それが1~3戦目で表れていて、自分自身の弱点だなと感じる部分でした。

へいかさん
へいかさん

ここが反省点ですが、先述した通り意識を切り替えて最適なプレイをし続けられるようになった事で、大会中に改善が出来た点はよかったと感じています。

気を抜かず集中して最善手を繰り返すことで、辿り着ける勝利がある!

 

へいかさん
へいかさん

ここでいわゆる「一皮剥けた」状態になり、パイオニアオープン以降はずっと確変が続いている状態です。

へいかさん
へいかさん

調子に乗りすぎず、これを継続していきたいところです!

眞白井
眞白井

環境の運や引きの運もあるゲームですから、コンスタントに勝ち続けられているのは本当にすごい! このまま駆け抜けていただきたいです!

 

おわりに代えて =挑戦し続ける人たちへのエール=

眞白井
眞白井

では最後に、へいかさんご自身についてのお話をお伺い出来たらと思います。

眞白井
眞白井

アゾリウス・コントロールと共に競技イベントに挑戦され続けているへいかさんですが、1つのプレイスタイルを長く続けるというのはなかなか大変なことではないかと思います。
これまでグラインダーを続けられた理由ってどんなものなのでしょうか?

へいかさん
へいかさん

それは間違いなく、自分が所属しているコミュニティであるPHC(Power House Clue)の存在のおかげと言っても過言ではありません。

へいかさん
へいかさん

共に同じ競技イベントに挑み、お互いに成績どうだった?と確認し合ったり、このデッキが多い環境だったか~、次はどういうメタゲームになるかな?と話し合ったり、このカードどうです?と提案し合ったり、いやあ、今日は楽しかったなあ!と食事やお酒を酌み交わしたり……

へいかさん
へいかさん

正直このコミュニティのメンバーと一緒に回らなかったらとっくの昔に折れていたかもしれません。やはり仲間は大切だな、と感じましたね。

へいかさん
へいかさん

あとはパイオニアという環境が良くも悪くも健全な環境であったおかげですね。
いわゆる「板」と言われるラクドス・ミッドレンジも意識されてしまえばあっという間に負け組になり、当たるデッキも全てバラバラというのも珍しくない多様性のある環境です。
そんな環境だからこそ、アゾリウス・コントロールを微調整し続けながら適応し続けられたんでしょうね。

へいかさん
へいかさん

それに加えて、TwitterやNoteで自分自身が得た知見や情報を共有していたのですが、予想以上に記事を見ていただいている方が非常に多かったんです。それにやり甲斐を感じていた部分は大きかったですね。
光栄にもパイオニアのアゾリウスコントロールの人という認識もしていただいて、それが続ける後押しになってくれたように思います。

眞白井
眞白井

PHCの方々に限らず、多くの方々からの「声」競技プレイを続ける糧になっていたのですね!

たくさんの「声」は、競技プレイを続けるうえでの大きなパワー!
続けていく中で、一つのデッキの微調整を繰り返せた!

 

眞白井
眞白井

「続ける」というお話に関連して。
先ほどの「死に覚え」の話もありましたが、挑戦し続けるということは敗北を積み重ねるという事でもあります。
自分が実はそうなのですが……どうしても勝ちを目指すMtGを続けていくと、「負けた自分」へのマイナスな感情って逃れられないのかなと思います。へいかさんはそのあたりについて、どんな解消法・回避法をお持ちですか?

へいかさん
へいかさん

実は負ける事に対してネガティブな感情はあまり抱いていません。

へいかさん
へいかさん

勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という言葉があるように、原因は全て自分にあるわけです。
ですから負けた時は、「どこが敗着だったのか?」「そもそも初手のキープ/マリガンは正しかったのか?」「どこかで勝てる選択肢はなかったのか?」等と振り返るいい機会だ! という考えを持っています。

へいかさん
へいかさん

もしミスをして負けたとしたら、その次はそのミスをしなければいい。その繰り返しです。
そうすれば自ずと勝てるゲームが増えていきますから。

へいかさん
へいかさん

この辺りはMtGを始める前にかなりやりこんでいた、リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends、通称LoL)という対戦ゲームでかなり鍛えられた部分ですね。
こういった試行錯誤をこのゲームで何千回も繰り返してきた経験があったからこそ、負ける事に対する付き合い方を覚えたんだろうなと思います。

へいかさん
へいかさん

もちろん負けた瞬間は今でも悔しいです!!!

眞白井
眞白井

負ける事に対する付き合い方……いいお言葉だと思います。
負ける=ネガティブという方程式に固執することなく、負けを通じて自分のミスと前向きに向き合っていきたいものですね。

「負けること」とポジティブに付き合おう!

 

眞白井
眞白井

もう一つ……伺おうか迷ったことなのですが、どうしてもお伺いしたかったのでご質問させてください。

眞白井
眞白井

ご自身でもご公開されているとおり、へいかさんは聴覚障害という身体的ハンディキャップをお持ちのプレイヤーさんです。

眞白井
眞白井

MtGが「言葉」を使うコミュニケーションゲームの側面を持つ以上、そのハンディキャップの存在は、遊ぶにあたっては決して低くないハードルをもたらすものかと思います。

眞白井
眞白井

ですが、へいかさんのご活躍は、身体的ハンディキャップがあってもMtGを楽しめる・競技プレイヤーを目指せるというとても素敵な一例かと思います。
これまでMtGをプレイし続けてみての感想、あるいは同じようにハンディキャップを持つプレイヤーさんへのエールがあればお願いします!

へいかさん
へいかさん

耳が聞こえないことに対して理解をしていただき、身振りでの対応をしていただいている誠実な対戦相手の方々には感謝の念に堪えません。
また、ジャッジの方々もとても真摯な姿勢で向き合っていただいており、競技イベントの後はいつも出来る限り直接お礼を伝えるようにしています。

へいかさん
へいかさん

私がこうして楽しく競技の世界に浸かっているのも皆さんがいてこそのものです。
ありがとうございます。

へいかさん
へいかさん

身体的ハンディキャップを持っていても、
言葉は交わさずともお互いに「勝つ事」という共通認識を以て全力で向き合う試合はとても楽しい体験を得られます。

へいかさん
へいかさん

私でよろしければいつでもお付き合いしますので、皆さんも是非チャレンジしていきましょう!

彼は、プレインズウォーカーとして歩み始めたばかり、マジックを通じて多くの人に出会い、そして、たくさんの思い出を作っていくことでしょう。
彼の踏み出した、小さな一歩は、確実に彼の世界を変えたのだと思います。

願わくば、彼の今後のマジック人生がより明るいもの、そして、もっと楽しいものになればと思います。

眞白井
眞白井

へいかさんが取材されたカバレージ記事で、ライターの方が結びに書かれていた言葉なのですが、まさにへいかさんはライターの方が願っていたようなMtG人生を送られているのな、と今回のインタビューを通じて強く感じました。

眞白井
眞白井

そしてそんなへいかさんのお姿は、ハードルを越えることに躊躇われている方、あるいは同じようにハードルに挑み続けている方にとっての大きな後押しだと思います。
へいかさんがインタビューに背中を押されて、より多元宇宙の深みへと本格的に歩み始めたように。
このインタビューを読んで、へいかさんのように前を向いて進んでいくプレイヤーさんが増えることを願うばかりです。

ハンディキャップがあっても、「勝負」と「勝利」に向き合うことは変わらず楽しい!

 

眞白井
眞白井

そしてそれと同じように、アゾリウス・コントロールを握る方にとっても、へいかさんの存在は大きな後押しかと思います!

眞白井
眞白井

アゾリウス・ロータス(ロータス・コントロール)へと姿を変えつつありますが、白青カラーはパイオニアでは数少ない純正コントロールの選択肢です。
パイオニアでの相棒として、これから白青系コントロールを握る人へのアドバイス、あるいは気を付けてほしい基本のプレイングなどがあればお願いします!

へいかさん
へいかさん

コントロール全般でも言えることですが、アゾリウスコントロールの場合は特に「受け続ける」デッキであるため、まず我慢を覚える事から始めましょう。
目の前の1よりも数ターン後の5を取る、そんな心持ちでぐっと我慢することでより良い結果を得られる事が多くあります。

へいかさん
へいかさん

もちろん我慢しすぎてあっという間に死んでしまう事も多々ありますが、これらの失敗を重ねてギリギリのラインを見極められるようになると楽しいですよ。

へいかさん
へいかさん

使っていく内に薄氷を踏む感覚が病みつきになったらあなたには適性があります。
ようこそ、アゾリウスコントロールの世界へ。
歓迎しますよ。

 

眞白井
眞白井

では最後に、挑戦される次回チャンピオンズカップファイナルへの意気込みをお願いいたします!

へいかさん
へいかさん

目標は高く、優勝を目指していきます!
青白が板!!

 

眞白井のひとこと

イベントでお会いする機会が多く、お話する機会もたびたびあった袁術陛下さん。
ですがプレイに関してはここまで深いお話をする機会はなく、改めて、「青白が板bot」としての知識・経験の深さとそれに裏打ちされた的確なデッキ構築、プレイング方針に感服するばかりでした。「コントロールの名手」とは、まさにこういう方のことを言うのだなと思ったインタビューでした。

記事公開の2023年8月時点では、アゾリウス・コントロールの多くはアゾリウス・ロータスに姿を変え、アゾリウス・コントロール自体はやや下火になりつつあるものの、今回伺ったお話は「コントロール使い」としてのプレイ論心構えとして、変わらず当てはめられるお話が多いかと思います。

デッキ構築などについてはご本人のnoteにお詳しいですが、今回はそこではあまり触れられていないであろう、貴重なお話を伺うことが出来て良かったです。

あらためて、袁術陛下さん、本当にありがとうございました!

 

次回予告と宣伝

次回については現在交渉中のため未定となっておりますが、不定期企画として続けていきたいと考えています!
また、「この方の話を聞きたい!」などありましたら、#巧者に訊く や引用RT、コメントやお問い合わせフォームからお教えいただけますと非常に参考になります!

掲載報告をはじめ、TwitterYoutube投稿にて活動に関する発信をしておりますので、ぜひフォロー・チャンネル登録をお願いします! 大変励みになります。

欲しいものリストも公開しておりますので、ご支援いただける方はよろしくお願いいたします…!

 

それでは、また!

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